コミュニティの運営を運営する上で大切にしていること
この記事はコミュニティ•カンファレンス運営 Advent Calendar 2019の2019/12/11分の記事です。
そうです!今日は2019/12/15なのです!
遅くなってごめんなさい!!!!!
本題
コミュニティの運営って、大変ですよね。
ただ単に当日の運営だけであれば、さほど難しいものではありません。
とはいえ「コミュニティ」なので、大切なのは継続性。
継続するってとっても難しいんですよね。
継続は力なりということわざがあるように、継続することは「やること」よりも難しいのです。
じゃぁ継続するためには、なにが大切なの?ということを、経験則を基に挙げてみます。
ふるしんの経験
まずは私のバックグラウンドを述べておきます。
私はこれまで、以下のコミュニティを歴任してきました。
あと、childhackというエンジニア向け子育てSlackも立てています。
京都Devかふぇ
前職では京都Devかふぇという技術コミュニティのオーガナイザーをしていました。
関西(主に京都)の技術レベルの向上と、エンジニア同士の交流の場を提供することを目的として設立されました。
オーガナイザーは次の世代へ引き継いでいます。
このコミュニティは会社として運営している会社です。
そのため、会社組織の一部とも考えられます。
(部署としてあるわけではなく、中身はコミュニティ運営が好きなメンバーが集まって趣味レベルでやっているもの)
私が言い出しっぺ&オーガナイザーとして動いていましたし、中心メンバー(とその上司)のある程度の合意が取れればある程度はOK&業務時間内に準備の活動ができました。
「業務時間内に準備の活動ができた」これは会社として実施する上でのメリットですね。
そのため、メンバー間でTODOの偏りは多くはありませんでした。
ちなみに私はビルド中の時間を使ってケータリングの発注とかをしていました。
Kansai.kt
Kotlinが好きな関西人が集まって設立したコミュニティです。
オーガナイザーは全員、ほぼ元々知り合いでした。
こちらは会社組織には紐付かず、完全に個人の趣味が集まって設立されています。
そのため、特徴としては
- 予算は完全にゼロ
- 会場はメンバーの所属する会議室を借りる or 有料イベントにしてレンタルする必要がある
- 懇親会も会場と同じ or 会費制
という、予算がゼロという難しさがあります。
メンバーの好きなことができるという点では非常に気が楽です。
しかし、好きなことをやりたくて集まったメンバーですので、ある程度はメンバー全員の総意が必要です。
そこが難しいところです。
あと、メンバーはそれぞれ異なる会社に属していますので、業務の繁忙状況が異なります。
誰かが忙しいと、その分を誰かがカバーすることになります。
その点が難しいですね。
GDG Osaka
Google Developers Groupの略で、Googleのテクノロジーに興味、関心があるメンバーが集うコミュニティです。
GDGは大阪以外にも世界中にたくさんあります。
このコミュニティの設立は、全員がほぼ初対面から始まりました。
まだ立てたばかりのコミュニティなのでお互いのことは深くは知り合えておらず、これからだなぁと感じます。
このコミュニティの特徴は
- 少しだけGoogleからのバックアップがある
- 他のGDG(KyotoやTokyoやShikokuなど)との交流がある
- ある程度の制約がある
というものがあります。
Kansai.ktに比べて金銭的な余裕は(少しは)ありますが、制約があるのも難しいところです。
また、私が運営してきた他のコミュニティだと
- 京都Devかふぇは「同じ会社に所属している」という共通点
- Kansai.ktは「Kotlinが好きだ!」という共通点
がありますが、GDG Osakaはオーガナイザー全員が異なる会社に属しており、かつ業務の分野も異なります。
私はAndroidが主な業務分野ですが、Webの人もいればインフラの人もいます。関心分野がそれぞれ異なるのです。
Kansai.ktとの共通点は「メンバーはそれぞれ異なる会社に属していますので、業務の繁忙状況が異なる」があります。
結局大切なのは「信頼」
さて。私のバックグラウンドを理解いただいた上で、ですが…
私がこれまでコミュニティの運営を運営してきて「やっぱこれだよね」とたどり着いたのは信頼することだと感じます。
もちろん、設立したばかりのコミュニティだとお互いのことをしっかりと知り合えていないので「完全に背中を預ける」のは怖いなぁと思うことはあります。
ですが「これから一緒にやっていこう!」と志を同じくした者同士、信頼せずには前へは進めません。
メンバーの中には「コミュニティの運営をやったことがある人」と「ない人」もいます。
経験がない人には、ある人がフォローすればよいのです。
マネージメントにも通じるところがありますが
やってみせ 言って聞かせて させてみて 誉めてやらねば 人は動かじ
という気持ちを持っています。
ここで道を外してはいけないのは「だからこう決めたじゃないか!」という反発や荒波をむやみに立てないことです。
同じ会社の人が集まるとだいたい同じような考え方の人が集まるので少ないのですが、社外でコミュニティを立てると、そういったことは少なくありません。
ただ、そこで一歩立ち止まって「あーこういうやり方/考え方もあるのね、なるほどなるほど」と飲み込んでみる。
それってすごく大切なことだと思うのです。
要は「あの人にはあの人なりのやり方があって、それで生きてきた(生きてこれた)人なんだし、ひとつの手法としてアリなんだな」と理解するのがよいのです。
それが少しずつ「信頼」に近づいていきます。
完全に「信頼」するには時間がかかるのかもしれません。
ただ、信頼するために必要なアクションをとらないと、信頼にはほど遠いですし、コミュニティも成長しないと私は考えています。
P.S.
これって家族や会社組織においてもすごく近いことが言えるよなーと思いました、はい。
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